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国立国会図書館の利用証がICカードになった/その他

参考:
平成24年1月、国立国会図書館のサービスが変わりました | 国立国会図書館-National Diet Library

 昨日,調べ物をするために国立国会図書館(NDL)の東京本館へいってきました。NDLの建物は参議院の隣にあり,本館と新館によって構成されています。
 NDLの一般利用者は入館手続きが簡便になったり郵送複写サービスが受けられるために大抵利用者登録をすると思うのですが,今月から諸々のシステムが変更になり利用者証が以前のバーコードのついたカードからICカードに変更になったり,館内のサービスが利用しやすくなっています。

ICカードの変更

■利用者登録カウンター

 従前は本館・新館の入り口に端末が置いてありそこで登録利用者カードとパスワードで認証の上,館内手続きに利用するICカードに引き換えていたのですが,昨日本館入口から入館しようとしたところ端末は撤去されていて係員から新館で登録利用者カードを新しいものに変更するよう指示されました。
 新館入口右手に利用者登録カウンターが設置されていました*1。私が以前に利用者登録をしたときは,入口の端末で個人情報をひたすら入力し,当日利用者向けの館内カードを発行してから新館のカウンターで申し込みをしたのですが,ICカードへの移行に伴って入館ゲートを通過する前に利用者登録ができるようになったようです。

■利用者カード裏面:登録利用者カードの有効期限変更

 以前は「最終利用から5年」であった登録利用者カードの有効期限は「登録または更新から3年」に改められました。その他旧利用者証にはなかった,カードがNDLの所有物である旨の表示や損害賠償請求の可能性についても明記されています。

館内サービス

■案内担当の職員が多くなった?

 案内係の腕章をつけた職員が検索端末近辺に常駐して利用者の質問に答えているのですが,システム変更直後ということもあるのか係員が増員されており,なんだか落ち着きませんでした。一時的なものなのでしょうか。

■検索端末

 カードリーダーで登録利用者カードを読みこませると,パスワードの入力を求められます。認証後はOPACとNDLサーチの統合検索などが利用できます。
 登録利用者カードをカードリーダーから抜き取ると一時離席か端末の再起動かを選択するように要求されます。カウンターに行く間に席を確保しておくことができるのは便利かも。

■プリントサービス

 昨日は特に利用しなかったのですがプリントサービスの利用端末が複写カウンターの横に移ったようです。以前に判例評釈を印刷したことがあるのですが,また機会があれば利用してみようと思います。


 いずれにせよ館内ICカードを発行する手間が省けて入館が楽にできるのは嬉しいですね。手荷物ロッカーもICカードで使えるようにならないかなー。

*1:以前はなかった気がする

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